世間が落ち着いたら、徳島県上勝町にある「RISE & WIN」に行きたい。 | KIK

2021/09/10 10:00


葉っぱビジネス」で奇跡の復活を遂げたとして一躍有名になった徳島県上勝町に、世間が落ち着いたら行ってみたい場所がある。


それがココ。


RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store


このお店がオープンしたのはもうだいぶ前で、2015年6月にまで遡る。


ー以下、引用ー


徳島県上勝町にある「 RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」は、生産から流通、販売の過程でなされる過剰な梱包や包装から解放されなければゴミは減らないという意識の基に作られました。


量り売りやリサイクル商品などを扱っていた上勝百貨店が装いも新たにジェネラルストアとなり、これからの環境教育を楽しく理解してもらう場所として誕生します。

 

ゴミ集積所にあった建具や家具を再利用した地産地消的な建築設計のアプローチ、


廃棄対象になる上勝特産の柚香の皮を香りづけにつかったクラフトビール、


繰り返し利用することに意味のあるリターナブルボトルデザインなど、


すべては、上勝が真剣に取り組む「リサイクル」「リデュース」「リユース」の3R推進の情熱によって突き動かされた、各界のクリエイティブ達の思想がカタチとなったものです。


ー引用終了ー


なぜ私が今このお店に行きたいのか?


その理由は、先日知人からこのお店で作られているクラフトビール「KAMIKATZ」が、今まで飲んだビールの中で最も美味しい、という話を聞いたからである。


その人は、2019年に現地徳島で始めて飲んでみてその美味しさを知ったのだそう。


その後、それよりも美味しいビールが出てくるだろうと思っていたが、未だに出てこないらしい。


現地で飲んだため「旅のバイアスがかかっているのでは?」と自分を疑って、通販でも取り寄せたがやはり美味かったと言うのだから、私の中から好奇心が沸いてこないわけがない。


上勝町といえば、「葉っぱビジネス」で、全国的に有名ですが、2015年に「ゼロ・ウェイスト宣言」をしたことでも知られている。


「ゼロ・ウェイスト宣言」とは、ゴミをいかに処理するかでは無く、ゴミそのものを減らす(ゼロに近づける)という方針で、政策を進めることを宣言したものだ。


ゼロウェイスト政策


「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」の前身である「上勝百貨店」も、パスタや調味料、シャンプー類に至るまで量り売りを行い「ゴミを出さない売り方」をする世界初のお店として知られていた。


上勝百貨店は「ゼロ・ウェイスト宣言」の町、上勝町を具現化するようなお店で、県外からも見学者が訪れるほどの人気店だったと聞いたことがある。


その「上勝百貨店」が、リニュアルし装い新たにオープンしたのが、マイクロ・ブルワリー、テイスティング・スタンド、BBQ ガーデン、ジェネラルストアで構成された当施設というわけだ。


あらゆるところで「ゼロ・ウエイスト」の徹底ぶりがすごい。


●ビールは再利用可能なリターナブルボトルとなっていて「ゼロ・ウエイスト」


●上勝特産の柚香(ゆこう)の皮を使用したクラフトビール。果汁を搾る際にでる果皮は廃棄物対象でまさに「ゼロ・ウエイスト」


●建築の内装にも棚やシャンデリアなどもゴミ廃材で「ゼロ・ウエイスト」


といったように「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」は 上勝百貨店が「ゼロ・ウエイスト」をさらに追求した姿だ私は解釈している(まだ行ったことはないが)。


写真は知り合いから拝借。


ー 前面の窓も全て上勝の廃材からデザイン



ー マイクロ・ブリュワリーの様子


ー 店内の照明も廃瓶をリサイクル


「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」は、いち早く「クラフトビール人気が日本で高まっている」ことを考慮し、上勝というエリアの「ゼロ・ウエイスト」をより磨き上げたローカルビジネスのお手本と言っても過言ではないだろう。


知人の話によれば、ビールというお酒を扱う場所にもかかわらず、みんなして車で訪れるそう(車でしか行けない場所にある)。 


それにビール自体もお土産として価値が高く、600円〜という値段をしていながらも生産が追いついていないような種類もあるのだとか。


それもこれも明確なコンセプトに裏打ちされた実態(リアル)があるからだろう。


できたてのクラフトビールが飲めるテイスティングスタンドや、鹿肉や猪肉などのジビエ料理が食べられるBBQスペースもあるようで、アウトドア好きにはこの辺の内容もきっとたまらない。


上勝町には、2020年5月「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」という、廃棄物分別回収施設、住民のコミュニティ施設、体験型宿泊施設が一帯となった新たな拠点もできたと聞く。


日本の中でも早くからゼロ・ウェイストに挑戦し、挑戦してきたからこそ見えてきた課題を的確に捉え、むしろさらに課題へのアプローチをスケール感をもって取り組んでいるように思う。


どうせ行くならこちらも併せて体験したいところ。


私はお酒をほとんど飲まなくなってもう1年半くらいになる。


そんな今の自分が、知人が超絶オススメするKAMIKATZを飲んだとしたら一体どんな感覚に陥るのだろうか。


想像しただけでもワクワクする。


早く世間が落ち着きを取り戻しますように。


そう願って止まない。


(文章:tanaka shingo